ジンギスカン一つで勝負する心意気
帯広市中心部から車で約20キロ。田園風景が広がる郊外に、全国からファンが訪れる十勝ジンギスカンの名店があると聞いてやってきた。その名も「ジンギスカンの白樺」。つい欲張ってあれこれ頼もうとメニューを見ると…あれ、ホルモンとかないの? それもそのはず、ここはジンギスカン専門店。創業47年、母の代から愛されてきた味を受け継ぐ2代目ご主人・佐久間さんは、正真正銘、ジンギスカン一つで勝負しているのだ。
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肉を最高の状態で味わう
専門店だけあって、鍋はドーム型のジンギスカン鍋一つ。しかも、味がなじみやすいという理由から、昔ながらの南部鉄が使われている。秘伝のたれで下味をつけた程よい厚さの手切り肉を、強火でジュッと焼いてひと口。柔らかくジューシーな厳選肉を、飽きのこないたれが引き立て、思わず「ウマイ!」と納得してしまう。 |
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| また、この店ではサイドメニューの野菜はタマネギだけ。「焼いているときに、いちばん水分が出にくいのがタマネギ。野菜で水っぽくなると、肉がうまくなくなるからね」と佐久間さん。黒光りする鍋の縁に刻まれた「白樺」の文字に、ジンギスカン専門店としての風格とこだわりを見る思いだ。 |
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このおいしさで、この値段?
うまいジンギスカンをとことん追求している同店だが、驚くのはその値段。オケクラフトの木皿に盛られた1人前は、150gというボリュームでなんと420円。内容に不釣合いと思える安さを長年貫いているのは、「わざわざ遠くから来てくれるお客さんが多いから」と佐久間さん。26年前に店を継いだときから50円しか値上げせず、しかもここ数年は値段が変わらない。「いいものをできるだけ安く」というご主人のこだわりは、長年通
い続ける常連客への心遣いなのである。 |
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また、この店でぜひ味わってほしいのが「稲キビめし」。昔の農家ではよく食卓に上った稲キビだが、いまでは米の倍の価格といわれるほどの高級品。同店では契約栽培で仕入れ、米に混ぜて炊き込んでいる。母の代には、この稲キビめしを週末のみ出していたが、佐久間さんの代になってからは毎日提供。家族や仲間でジンギスカンを囲みながら、昔懐かしい稲キビめしを味わえば、お腹も心もいっぱいになりそうだ。 |
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■住所/北海道帯広市清川町
TEL.(0155)60−2058
■ 営業/11:00−15:00
■ 肉はパックでの地方発送も扱っています。
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